世界 |
『蒼の世界』 蒼の世界には三つの異なった界が存在する。 人の住む『人界』魔族の住む『地界』死し者が住む『天界』である。 他の世界に干渉せず、存在を忘れてはならず、不安定なバランスで保たれた世界。 異なった次元を持つ不思議な世界。 |
3界 |
『人界』 人間をはじめとする種族が住む世界。三界の中もっとも広いといわれている。 太陽・月が交互に空を回る。 亜人種の差別もあり不平等な世界。 北のリアズ大陸・西のグリエット大陸・南のガリア大陸・東のラシャ大陸 といった四大陸と諸島、碧海・蒼海・紅海・黄海の四海洋から成っている。 歴史・文明が発達した地域もあれば、戦争・殺戮が絶えない地域もある。 『天界』 人界・地界で死し者達が行き着く世界。 この世界に太陽、月はない。あるのは太陽のレプリカとされているものが浮いている。 光に包まれた楽園である。だが身体はなく魂のみの存在。そして自我が消え行く世界でもある。 魂の波にのり新たな人生を望むものが転生を果たすことができる世界。 天界への扉を開くには死ぬ以外の方法はないといわれている。 神族が統治する世界でもあり、一部人界の者達からは"死後の夢"とも呼ばれる。 『地界』 魔力を持つ魔族と呼ばれる種族が住む世界。また魔族が統治する。 この世界に太陽、月はない。あるのは月のレプリカとされているものが浮いている。 年中闇に包まれ、照らすは月のレプリカである。 この世界に入るためには入るもの自身が魔力をもっているか、 魔族のものから許されないと地界にはいけない。そして地界の扉は魔族しかしらない。 また、天界から消えていく自我の行きつく場であり、自我によって魔族が生まれる |
種族 |
『人間』 人界に住む主な人種のことを指す。 その中に護人という特別な使命を持つ者がいる。 『魔族』(まぞく) 地界に住む者たちを指して魔族といい、魔力と呼ばれる力を持っている種族。 真紅の瞳が特徴的。延命種であるが、魔力を失うと死んでしまう。魔術をつかい 歴史に名を残してきた種族である。人界にでてくる魔族は少ない。 人界から魂が天界へ入る時に落とされた負の自我の集合体が魔族である。 身体の組織は限りなく人間に近い。魔力は自我の集合体の大きさによって決まっている。 『半魔族』(はんまぞく) 魔族と異なる種族(主に人間)との間に生まれた者を指す。 外見的特長は魔族に似ることはあるが、はっきりとした違いは暴走の有無である。 魔族は己の魔力により内なる魔を抑えてはいるが、半魔族は魔力自体が微弱なため、 時折暴走することがある。また、魔族とは違い魔力を失っても死なない。 現在では魔族自体が多種族との関わりを絶っているため半魔族の存在は無いに等しい。 『鱗族』(うろこぞく) 人界の水中に住む亜人種のことを指す。また海の護人。 水を操る特殊な能力を持っていて、主に人魚が主体の種族。 また延命種であるがせいか人の前にはほとんど姿を現さない。 『羽翼族』(うよくぞく) 人界の空を羽ばたく亜種のことを指す。また空の護人。 個々で特有の特殊能力を持っていて、主に竜などが主体。延命種。 『獣人族』(じゅうじんぞく) 人界に住む特殊な亜人種。また地の護人。 人間と獣を人為的に合成された人工亜種であり、数百年前よりでてきた種族である。 特徴は個々で違い、体の一部に獣のもとと思われるものがあるという。 人間を恨み、今では地下で生活を行っている。 他 種族は他にもいると考えてよいが、そのほとんどが絶滅の危機に達していたり 人前に現れることはほとんどないとされている。古代語の解読により数千年前の種族も調べられている。 |
能力 |
『能力』 人間・魔族に限らず三界で生きるものなら誰でも持っている力といわれている。 だが各々が気づかずそれに目覚めたものは少ないとされる。 能力は不思議な光を発しそこから個人の能力を引き出すことができる。 自身の心の中にある一部の感情(各々で違う)で扱うものであり、 自身がその感情をなくすと能力は消えうせてしまうといわれる。 また、最近の研究によれば護人や異種族に能力が現れやすいとされている。 『魔術』 魔族が使う特殊な術で能力とは違うものである。 魔力がなければ扱うことは不可能で、人界においては使えるものはほんの小数だといわれている。 その術を多用し地界文明は発達したともいわれる。 魔族は魔力を使い切った場合亡くなってしまうが、ため込みすぎても暴走するため適度に使っている。 特殊能力 人界における自然を護人する者が特別に使える力である。 能力とはちがい、自然の力をかり、個々で護るものを護人しているといわれている。 |
その他 |
『封印石(ふういんせき)』 人界でエルエン族が護人していた蒼い球体の石の総称。 三界を通じ、何かの一部を石に封印したと口承されていた。 小さな欠片でも大きな力を持っており人界を及ぼす危険な存在である。 『護人(もりびと)』 亜人種や人族の一部(エルエン・ランフォードetc...)などの総称。 何かを護り抜く人たちのことを指す。自然を護る者がいれば王族を護る者もおり、 人界は人によって世界の秩序が護られているといえる 『色』 髪・瞳の色はさまざまであり特に非難されることはない。 亜人種をはじめとする護人は特有の色素を持っており種族の象徴とされている。 また真紅の瞳を持つ者は魔族のみとされており、人界で見かけることはめったにない。 |